副腎臓疲労症候群
寝ても何しても疲れがとれないってときありませんか?もしかしたら原因は副腎疲労かも…
ということで副腎疲労症候群を予防改善する方法です
「毎日しっかり食事をとって、7時間以上寝ているのに疲れが取れない」といった経験ありませんか?
その原因となるのが副腎疲労症候群。
それってなの?
副腎疲労症候群とは、その名の通り副腎という臓器が疲れている状態をさします。
副腎では「コルチゾール」という元気の素となるホルモンを分泌しています。
このコルチゾールというホルモンは、朝に沢山分泌されて夜になるにつれて分泌される量が減ります。
このコルチゾールがきちんと分泌されないと朝から「やる気が出ない」、「前日の疲れが残ったまま」という状態になります。
副腎疲労症候群は発症するまで数年かかる
「今バリバリ仕事してるから大丈夫!」と思われた方、ご注意ください。
副腎という臓器は他の臓器と比べても頑丈に出来ているため、負荷がかかり始めてから副腎疲労症候群が発症するまで数年かかるといわれています。
ですので、いま大丈夫でも数年後ある日突然「やる気がでない」、「疲れが取れない」という状態に陥る可能性が十分あります。
副腎疲労の原因とは?
副腎疲労の主な原因はストレスですが、コーヒーなどに含まれるカフェインは副腎を刺激してコルチゾールの分泌を促す働きがあるので、コーヒーの飲みすぎは過ぎは副腎疲労になってしまうので注意が必要です。
ちなみに副腎疲労のサインとして以下の症状が現れます。
副腎疲労のサイン
①やる気がでない
②新しいこと(仕事、勉強)が覚えにくい
③休みの日は疲れてダラダラすごす
④体は疲れていても頭が興奮して眠れない
⑤甘いものを欲しがる
(ヤベ、全部当てはまってる)
副腎疲労には3段階ある
副腎疲労には3段階あります。まず第1段階では、ストレスに対処するためにコルチゾールの分泌量を増やします。
コルチゾールのおかげでやる気がみなぎり、仕事もプライベートも充実します。
何も改善しないまま、その状態を過ぎると第2段階に入ります。
まず、疲れやすくなったり、アレルギーの症状が頻繁にでたり、風邪を引きやすくなります。
この状態を放置してしまうと第3段階に入り、ついに動けなくなってしまいます。
副腎疲労を予防するには?
腸を整える
副腎と腸は密接にかかわっているので、副腎疲労を予防する方法として最も効果的なのが「腸を整える」ことです。
反対に腸にとって最悪な状態とは以下のような生活習慣を取り続けることです。
腸に悪い生活習慣
①朝は忙しくてトイレにいけない
②緊張するとお腹が痛くなって下痢気味に
③朝は何も食べず昼はコンビニ
④体は疲れていても頭が興奮して眠れない
⑤夜は毎晩飲む、夕食はお酒のおつまみ
こうした生活を続けると腸が「リーキーガット症候群」になるリスクが高まります。
リーキーガット症候群とは腸の壁に目には見えない小さな穴が無数にあいてしまい、腸内にある未消化の食べ物や毒素などが血管に漏れ出てしまう症状です。
腸は本来吸収すべきものと吸収すべきでないものとを振り分ける役割があるんですが、リーキーガット症候群になると本来吸収すべきでないものまで吸収してしまいます。
その結果、食物アレルギーやぜんそく、肌荒れ、過敏性腸症候群、下痢、便秘、関節炎、慢性疲労、不眠症、腹痛、膨満感を引き起こしてしまいます。
腸を整える方法
腸を整えるには食生活をはじめ生活習慣を規則正しいものにあらためるしかありません。
まず、毎日食べるものは昔ながらの日本食がおススメです。
発酵食品
納豆、豆腐、みそ汁、ぬか漬け、ヨーグルトなど
青魚
イワシ、アジ、さんまなど
消化酵素を多く含む食品
大根、キャベツ、山芋、かぶ、パイナップル、パパイア、いちじくなど
食生活を改善する
腸を整えるためには食べ物だけでなく食事のとり方も改善する必要があります。
特に40歳を過ぎた方は以下の点が重要になります。
食生活を改善する
①夕食は量を少なく、もしくは食べない。
②冷たい物の飲食を避ける
③よく噛んで食べる
食べない時間をもうけることで、胃や腸などを休ませることができます。
また、(冷たいものを飲んだり食べたりすると、お腹を下すなど直接消化機能に不調が出やすくなります。
そして、消化機能が悪くなると消化にエネルギーが使われないので、必然的に代謝も悪くなってしまうので、太りやすくなってしまいます。
よく噛んで食べることによって、胃や腸の消化にかかる負担を抑えることができるので、腸を整えることにつながります。
残念ながら副腎疲労は1日や2日で治せるものではありません。
食生活の改善を中心に長期間にわたって取り組む必要があります。
今現在絶好調の方でも、将来的に副腎疲労になってしまう可能性があります。
ですので、副腎疲労を避けるためにも、今すぐ生活習慣を見直してみてください。少しでも参考になれば幸いです。
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