うさぎと貧困対策

いつもの雑学のような感じではないですが一応、歴史ネタです。

貧困対策とウサギは何の関係があるのか?

実際にこんな対策をしてしまった国があるんです


その国の菜はベネズエラ。南米ブラジルの北に位置しカリブ海に面した国です。

この国の戦後史を知ると結構悲惨です。


20世紀初めにここで石油が発見されて、石油を軸に国を発展させ「石油の金で国民全員を食わす」と豪語した政党が政権を握りました。


全員公務員国家

食料は配給制でぐーたら生活

働かなくても国民全員が良きれる「夢の楽園の爆誕」です。

こんな夢のような暮らしができる”最高の社会主義”を突き進んだ結果、原油安の煽りをもろに直撃し、国の財政は一気に悪化。

働かなくても食べていけるため、石油の精製設備は長年メンテされておらず低質な石油を量産しても当然売れず、でも食料配給を維持するために農家からは強制徴収。

結果、農家は海外に逃亡し食料自給率も壊滅。

でも国家は「夢の楽園」を維持するため国庫を使い果たし驚異のインフレ率100万%を記録。

これがどいうことかといいますと、昔は100円で買えたトイレットペーパーが今は100万円出さないと買えないということです。

そうなると犯罪は横行し、食料も買えなくて貧困率も急激に上がります。


その食糧、貧困危機を解決するために考えられたのが「ウサギ計画」

ウサギは繁殖力が高くヨーロッパでは食用としても売られている。だからこれで事態を打開しようと国民にウサギを配布。

しかしベネズエラ国民はウサギを「ペット」としてかわいがってしまいました。

そもそもウサギを食べる習慣のない国民にとってウサギは愛玩動物。

貧困を解決することはできませんでしたが、国民の気持ちは癒されたでしょう。


普段あまりなじみのない国ですがこういう覚え方をすると、多分世界史の勉強の時や地理の勉強の時に忘れないでしょう。

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