愛された独裁者

久々に歴史ネタです。

独裁者というとまず皆様の頭に思い描かれるのはあのチョビ髭のヒトラーじゃないでしょうか?

独裁者というと彼が一番有名なので独裁者=悪というイメージがあるかと思いますが、実は世界には民衆から支持され、愛された独裁者もいます。


ペイシストラトス(古代アテネ)

僭主政治で善政を行った男

非合法な方法で権力を握ったがその後は万事法に従い、自己の利益を図らず、比較的民衆想いな独裁を行った。


サラザール(ポルトガル首相)

穏健ファシズムを征く独裁者

20世紀前半にポルトガルの財務大臣に就任し、世界恐慌を乗り切ったポルトガルの救世主。

その後独裁を敷き外交をうまく乗り切り、愛された最期を迎えている。


ティトー(旧ユーゴの指導者)

東欧を制御する圧倒的カリスマ

第二次世界大戦後に「7つの国境、6つの共和国、5つの民族、4つの言語、3つの宗教、2つの文字、1つの国家」と言われるほどばらばらだったユーゴスラヴィア社会主義共和国をティトーがまとめ上げた。


カストロ(キューバの指導者)

キューバ革命を起こした革命家

キューバ社会主義宣言をしてから国内の経済危機に瀕しても、反米の姿勢や医療や教育の平等を崩さず、国民の声に常に耳を傾け指導してきた部分も人気の秘訣。

医療や教育に関しては反米の姿勢はなく、多くのアメリカ人留学生を受け入れているところからアメリカでも人気の独裁者。


季 光耀(シンガポール初代首相)

開発独裁で先進国に導いた男

経済発展のために独裁を敷き、シンガポールを急成長させた「建国の父」

高い国際評価を受けて最後を全うした数少ない独裁者。


独裁が悪いわけではなく、その力を正しい使い方でき、ワンマンで統率が取れていた方が物事はうまく進むということでもあります。こういう愛された独裁者もいたんです。

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