水だし緑茶
暑い時期には水だし緑茶が涼しげでおいしそうですが、抽出にも時間がかかりますがこの水出し緑茶の健康効果はコレステロール値の低下、記憶力の向上、肥満、認知症、糖尿病、ガンの予防になるそうです。
水出し緑茶はお湯で淹れるよりも美味しく、健康効果が優れている
水出し緑茶は、お湯で淹れるよりも優れた健康効果が期待できる成分が増えます
1日4杯緑茶を飲むと心臓病や脳卒中が13~45%減
緑茶の健康効果は、国立がん研究センターが発表した研究成果でも折り紙付きです。
緑茶を1日に5杯以上飲んでいる人の死亡率は、1杯以下の人に比べ、男性で13%、女性で17%低くなるんです。
特に心臓や脳血管、呼吸器系の病気になるリスクが13~45%近くも減るという結果が出ました。
この理由は、緑茶に豊富に含まれるポリフェノール(植物由来成分)のカテキンとカフェインによるものです。
カテキンには血圧や体脂肪、中性脂肪を調整する機能があるため血糖値が低くなり、生活習慣病を改善する働きがあります。
一方、カフェインは血管の壁を修復して血管を健康に保ちます。
呼吸器の機能を改善
また、気管支拡張作用もあり、呼吸器の機能を改善してくれるんです。
これらの効果で、心臓病や呼吸器系の病気になるリスクが減ると考えられています。
この研究では、緑茶の入れ方は問わないので、水出しやペットボトル緑茶も対象に含めての健康効果なんです。
次に水出し緑茶にはどんな効果があるのかご紹介させていただきます。
エピガロカテキンの免疫力アップ効果が凄い!
水出し緑茶にはエピガロカテキンがいっぱい!
エピガロカテキンは、緑茶を低温でいれると多く抽出されやすい。だから、水出し緑茶を飲むとお湯の緑茶よりも免疫力が高まるのだとか。
インフルエンザにかかる子どもが46%減った!
実際、静岡県立大学の調査によると、日頃からお茶をよく飲む子どもがインフルエンザにかかる割合は、飲まない子どもに比べ46%も減るのだとか。
実は、高級な緑茶の玉露などを飲んだ際に「甘い」と感じることからわかるように、もともと緑茶にはうまみ成分の「テアニン」が含まれています。
ところが、お湯でいれた緑茶では渋み成分の「タンニン」と、苦み成分の「カフェイン」が多く抽出されるため、甘味が感じにくいのだとか。
しかし、水出しにすると、タンニンを含めてカロテンとカフェインが出にくくなるため、テアニンのうま味・甘味が多く感じられるというわけなんですね。
カフェインが少なくなるので、子どもや妊婦も飲みやすくなります。
緑茶を飲むとホッとする秘密はテアニンにあり!
「テアニンにはリラックス効果があります。水出し緑茶はカフェインに敏感な人にもとりやすく、良い香りとうま味でほっと一息つくといいでしょう。
水出し緑茶ならビタミンCを丸ごと活かせる
緑茶には、茶碗3杯でリンゴ1個分に匹敵するほどのビタミンCが含まれているが、ビタミンCは熱に弱いのでお湯を注ぐと壊れやすいという特徴があります。
水出しにすると、緑茶が本来持っているビタミンCを丸ごと活かせるのだ。ビタミンCは肌の老化を防ぎ、美容効果が期待できるんです。
ただし、デメリットもあります。
それは、水出しではエピガロカテキンが多く出る代わりに、それ以外のカテキンやカフェインがあまり抽出されなくなることです。
免疫力のアップや美容効果は高まるのですが、心臓病や呼吸器系の病気の予防効果はやや薄れてしまいます。
ただ心配には及びません
水出しした後の茶葉には、カテキンがまだ豊富に残っているから、お湯を注いでいただくとよいでしょう。
美味しい水出し緑茶の入れ方
最後にまろやかでおいしい水だし緑茶の淹れ方をご紹介させていただきます。
①ポット(急須)にお茶の葉(煎茶)を、お湯出しより多め(1人あたり5gを目安に)に入れます。
②ポットに常温の水を入れます。
③ポットにフタをして最低10分間待ちます。
④氷を入れたグラスにお茶を注ぎます。複数人分入れる場合は、少しずつ注ぎ足しながら入れて濃さを調整するといいでしょう。
緑茶には心と体の健康に良い効果をもたらしてくれる栄養成分が豊富に含まれているわけですが、水出し緑茶にすることでさらに美容と健康に関する効果がアップするのが嬉しいですね。
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