爪
爪をみれば健康状態がわかってしまうそうです。
こうなる前に爪もみで簡単セルフケア!
爪の状態が悪いと病気が進行している!?
昔から「爪は健康状態を映す鏡」といったことが言われてますが、爪の状態を見れば、ある程度現在の健康状態を推測できます。実は爪にはあらゆる種類の病気や症状が映し出されています。それほど健康状態が爪にあたえる影響が大きいんです。
例えば2012年に米国(カリフォルニア大学)で発表された研究結果によりますと、乾癬(かんせん)(皮膚に出来た赤い発疹(ほっしん)の上に、フケのような垢が付着し、ポロポロとはがれ落ちる病気)の患者さんの約77%に何らかしらの爪の異常が見られたようです。
一般的な症状としては爪が崩壊(爪床からの爪の剥離)します。また、真菌性爪感染症になると爪が黄色に変化し、様々な体調不良を引き起こしますので、小まめに爪の状態をチェックすることをオススメします。
爪もみ療法でセルフケア
また、爪に何かしらのサインが出ている場合、自律神経が崩れているケースが多いので、各病気のサインが初期の段階であれば、自律神経のバランスを整えることで、症状改善されるきっかけになります。
手の指には沢山のつぼがありますので、指を普段から軽くマッサージしてあげるだけでも、良い効果をもたらしてくれます。ということで、今回は爪もみ療法のやり方とあわせて、健康状態がわかる爪の5つのサインをご紹介させて頂きます。
健康状態がわかる5つのサインとは!?
つぎに爪の状態から健康状態を知る方法について解説させていただきます。
一見すると何でもないように見えるので、放置してしまいがちですが、体が悲鳴をあげているサインなので以下の症状が爪に表れていたらすぐに病院へ行ってください。
①爪に横線が入っている
亜鉛などの栄養が不足していたり、疲労やストレスがたまったときなどに爪に白い横線が現れるとされています。
また、肝臓や腎臓の働きが低下している場合にも多く見られるので、肝機能障害や腎機能障害に発展するリスクがあります。
②ばち指(爪が丸みをおびたた状態)
ばち指は、肺がんを知らせるサインとして有効です。肺がんの初期症状(咳、たん、血痰など)が見られなくても、ばち指になることがあるので、早期発見につながるとされています。
また、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器系の病気や心臓疾患、肝臓疾患などにも、ばち指が多く見受けられるので、「ばち指かな!?」と思ったら、速やかに医療機関を受診してください。
③水平にギザギザの線が入っている
水平にギザギザな線が爪を横切るように入っている場合は、爪または末梢血管疾患(動脈の病気と静脈の病気があります)や糖尿病、または亜鉛欠乏の徴候のサインとされています。今現在何かしらの化学療法を受けている場合に現れる可能性があります。
④スプーン状の爪
爪がスプーン状に丸びをおびながら変形するケースが見られ、これを匙状爪(さじじょうつめ)といいます。この状態は鉄欠乏性貧血および全身性疾患などとも関連していますので要注意です。また、仕事で爪を酷使しすぎた場合も現れるので、その場合は爪への負担を極力抑える必要があります。
⑤白くにごった爪
爪が白くにごっている場合、肝硬変・腎不全などの肝臓の病気や糖尿病などの内臓の病気を発症する危険性があります。また、部分的に白くにごっている場合は、疲労や貧血による血液の変化によるもので、栄養バランスのとれた食事と休息が必要です
自律神経失調症を改善するセルフケア(爪もみ療法)のやり方
最後に自律神経を整える(改善する)セルフケアをご紹介させていただきます。
こちらのセルフケアは爪の横を揉みほぐすことによって自律神経を整える効果が期待できます。またその他にも色々な健康に関する良い効果が期待できるのでおススメです。
爪もみ療法は、爪の下の角の部分を人差し指と親指を使って挟み込んで刺激します。(強く刺激しないで下さい)
親指から小指まで30秒ずつ刺激するのですが、薬指だけは行わないで下さい。(交感神経を刺激しすぎてしまうため)
親指から刺激していきます。30秒経過したら次の指(人差し指)に移動します。
人差し指を30秒刺激したら中指に移動し、中指が終わったら薬指を飛び越えて小指を刺激します。
小指を終えたら、反対の手を同じく親指から刺激していきます。
今回ご紹介させていただいた爪もみは自律神経を整える効果が期待出来る優れモノです。爪もみを習慣化すると自律神経が整うことで体のあらゆる機能が同時に本来の良い状態に戻ろうとします。
ただ爪をもむだけで、これほどまでの優れた健康効果が期待できるので、是非一度お試しください。
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