コレステロール制限
コレステロールというと体には良くないものというイメージです。
実際にコレステロール値が高いと医者からお小言を聞くことになりますが、コレステロール制限は実は超危険、コレステロール=体に悪いは嘘だった?食事でコレステロール値は変わらない!
コレステロールを制限しても健康効果は期待できない!?
コレステロール値が高いため、医師から生活習慣を見直すようにと指導されている方が少なくありません。大抵の方は塩分やコレステロールを制限しようと食を改善します。
しかし、塩分やコレステロールを制限しても、コレステロール値が思ったように改善されません。低下剤は効果は高いですが、常用すると様々な症状を引き起こす原因になります。
しかも、厚生労働省から5年に1度発表される『日本人の食事摂取基準』の2015年度版から、科学的根拠がないという理由からコレステロールの摂取制限が撤廃されました。
コレステロールを制限するより大切なのは!?
実は、血糖値やコレステロール値を改善するには、糖質を制限したほうがはるかに良い効果が期待できます。また、マーガリンなどは植物性油の割合が非常に高いことから、体を蝕むので控えたほうが良いでしょう。
ちなみに、血中のコレステロール値を上げる食品は、飽和脂肪酸を多く含む肉の脂身、パーム油、ヤシ油を使っているカップラーメンや惣菜の揚げ物、ポテトチップスなどのお菓子類です。これらを習慣的に食べ続けると血液がドロドロになってしまいます。
コレステロール関する誤解とは!?
食事内容によって体内のコレステロール値が大きく変わることはない。
動脈硬化の原因になるなどと嫌われ者になっているコレステロール対策として、動物性のバターより植物性のマーガリンのほうが体に良いと信じ込んでいる人はまだまだ多いようですが、それは間違いです。
コレステロールが多いことを理由に、卵や肉、イクラやタラコなどを我慢する必要はないのです。脂肪酸の一種であるコレステロールは重要な栄養素で、細胞膜、ホルモン、胆汁酸などの材料となります。
食事でコレステロール値は変わらない!?
体内コレステロールの3割は脳に存在し、コレステロール低下は健康を害します。血中コレステロールの7~8割は肝臓など体内でつくられ、卵や肉などコレステロールの多いものを食べた時には生成が少なくなり、コレステロールの少ない食事の時は体内生成が増えます。体内のコレステロールは常に適量になるように調整されているのです。
コレステロールの秘密
①食事から摂り入れられるコレステロールは20~30%
②肝臓でつくられるコレステロールは70~80%
※あまり極端にコレステロールを制限しなくてもよいのですが、あくまでもコレステロールの摂取量は低めに抑えることが好ましいとしています。
こうしたことから、去年発表された厚生労働省の食事摂取基準では、コレステロールの摂取基準値が撤廃され、動脈硬化学会も「食事で体内のコレステロール値は大きく変わらない」と声明を出しました。
つまり、食べ物に含まれるコレステロールは、さほど気にしなくていいのです。
植物油は要注意!!
間違ったコレステロール対策として動物性の油よりサラダ油やキャノーラ油など植物油の使用が、スタチンの副作用と同じように動脈硬化、糖尿病、内分泌かく乱、腎障害などを発症させているのです。
したがって、コレステロールを気にして卵を避ける必要はありませんが、マヨネーズは卵が原料とはいえ植物性油が70%を占めますので、動脈硬化予防のためにも控えるべきです。
ほんの数年前までコレステロール=悪とする情報で溢れていましたが、最近は少し落ち着いたように思いますが、その代わり糖質を制限することを良しとした情報が広がったため、糖質を制限した食品や飲料水が一気に増えました。
コレステロールを気にして食事をするよりもバランスよく食事をして適度に運動した方が良いようですね。
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