炭水化物中毒

人間の食生活で炭水化物は切っても切れない食べ物の一つです。主食で炭水化物でないものを探すのが難しいぐらいに炭水化物に世の中あふれています。

ただ食べ過ぎた結果、炭水化物中毒になっているとうこともあります。


そもそも炭水化物中毒とは?

最近では炭水化物を避ける動きが広がっている反面、炭水化物依存症に苦しむ人が増えています。炭水化物中毒は文字通り炭水化物を頻繁に過剰摂取してしまう状態です。

一日、二日ご飯やうどん、パン、パスタなど炭水化物の多い食品を食べすぎてしまうのは特に問題ありません。

しかし、これが長期間にわたって摂り続けると「あともう一杯だけ」「まだまだ食べれる」といった具合に炭水化物=糖質を摂ることをやめられなくなってしまう炭水化物中毒になります。

お米や小麦などに含まれる炭水化物は、人が生きていくうえで欠かすことが出来ない大切な栄養素ですが、炭水化物には糖質が沢山含まれているので食べ過ぎには注意が必要です。

炭水化物を長期間にわたって食べ過ぎると必然的に糖質摂りすぎることとなり、血糖値が安定しなくなります。その結果として、糖尿病をはじめとした生活習慣病のリスクが上がります。

そのため、炭水化物中毒になるとこうした生活習慣病のリスクが常に付きまとうことになり、様々な体調不良に苦しめられることになります。


なぜ炭水化物中毒になってしまうのかというと、炭水化物を摂取することによって小腸でブドウ糖などの「単糖類」に分解されるので、食後1時間たったころに血糖値が大きく上昇します。

血糖値が大きく上昇すると、それを下げるために「インスリン」が刺激して、細胞や組織は「ブドウ糖」を取り込んで血糖値を下げる働きが活発化します。

このインスリンが必要以上に出ると血液中のブドウ糖が次第に不足します。

そうなると脳がエネルギー不足していると判断し、今度は逆に血糖値を上げようとします。そのため炭水化物を沢山食べて不足している分を補おうとするわけです。

これを繰り返すうちに中毒になります。魚や肉を食べても満足感が得られにくくなります。このため延々と食べ続けてしまう、もしくは炭水化物を食べる機会が極端に増えます。

 

炭水化物中毒の症状をチェック

炭水化物中毒、炭水化物依存症=糖質依存症になっていないかをチェックするチェックシートを雑誌Tarzanから引用させていただきました。

該当する項目が1~2個で、炭水化物中毒の疑いあり、該当する項目が3個以上で完全な糖質中毒なので、是非参考にしてみてください。


①空腹ではないのについ甘いものを食べてしまう

②甘いものを食べたり飲んだりする量が以前より増えている

③甘いものを食べたり飲んだりするとスッキリする

④清涼飲料水を飲むことが多い

⑤周囲の人から甘いものの食べすぎ、飲みすぎを指摘されたことがある

⑥少しだけにしようと思っても、必ず目の前の甘いものを食べきってしまう

⑦コーヒーや紅茶に必ず砂糖を入れて飲む

⑧お菓子など甘いものや飲み物が常に身近にある

⑨コンビニやスーパーに行くと、必ず甘いものを買う

⑩甘いものを食べたり飲んだりしないとイライラする

⑪ストレスを感じると甘いものを飲んだり食べたりしてしまう


炭水化物中毒の主な症状は以下の通りです。

①インスリンの分泌が過剰に。

②過剰なインスリンによってインスリン受容体が減少し、血液の中のブドウ糖とインスリンが細胞に吸収しにくくなる。

③血液内のインスリンが細胞に吸収しにくくなるとセロトニンの分泌量が低下するため、満腹感を得にくくなる。

④③を理由に、お腹が空いていないにもかかわらず、何かを食べたいという衝動に駆られ、食べるほどにその欲求は強くなり、食べることを止めるのが困難に。

⑤炭水化物の摂取量に比例してインスリンが生産される。

 

心と体のバランスが崩れる?

炭水化物は人が生きていく上で必要な栄養素ですが、意識しないと炭水化物の摂取量が極端に多くなるので、注意が必要です。

炭水化物を食べ過ぎると様々な病気を引き起こす原因になってしまいます。また、病気以外にも感情のコントロールなどが難しくなるため、よりストレスを感じやすい体となってしまいます。

そうなると日常生活で色々と苦労することになり、特に肉体面でのトラブルが目立ちます。

 

「糖尿病リスクに注意」

また、一つの原因として糖尿病リスクが隠れているケースも少なくありません。

その場合は、医師の診断のもと内服薬など適切な治療を速やかに受けなければなりません。

一方、糖尿病の予防としては、しっかりと噛んで(30回以上)、適切な量をとることです。これだけで消化がスムーズになり、食品添加物なども約8割ほどカットできるといわれているので、食事から得られる栄養素の吸収が改善されます。

また、ウォーキングなど適度な運動をし、規則正しい生活をすることがとても大切です。食事の際には最初に野菜類を食べて炭水化物を最後に食べるようにするといいようです。

これだけで日常生活を極端に改善(厳しい食事制限など)しなくてすみます。

 

炭水化物中毒(糖質中毒)から抜け出す11の方法

①甘いものを身の回りに置かない

②スーパーやコンビニに行くときは、あらかじめ何を買うか決めてから行く

③コーヒーや紅茶に砂糖を入れない

④清涼飲料水の代わりに水やお茶を飲む

⑤間食は原則的にしない

⑥どうしても間食をするときはナッツ類、ドライフルーツ、イモ類などを

⑦過激なダイエットはしない

⑧適度な運動をする

⑨甘いものをやめることを周囲に宣言する

⑩体重を毎日計る

⑪夜更かしをしない


特に⑨番は目標を周りに宣言すると成功しやすくなるという法則に則ったやり方で自分の意志だけでやめるのはとてつもなく大変ですので、周囲に宣言して引くに引けない状態にするという点では有効な方法かもしれないです。


もしご自身が炭水化物中毒だとしたら、いきなり全部やるのではなく、まずはできる範囲から始めてみてください。


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