古くから伝わる美しい日本の言葉
日本には古来より使われる美しい言葉があります。
こういう言葉遣いができると一目置かれるかもしれないので是非覚えて使ってみてください。
秋波(しゅうは)
秋波とは女性の目を表し、女性が男性に色目を使うことを秋波を送ると言われた。
秋の海の澄んだ波を女性の涼し気な目に例えたことが由来。
遣らずの雨(やらずのあめ)
やらずの雨とは言えや店に来たお客さんを「帰らせたくない」と引き留めているかのように降る雨を表す。
大切な人や愛する人に還ってほしくない問う想いを、降り続く雨に重ねた言葉。
天泣(てんきゅう)
天泣とは晴れているのに雨が降ることを表す。雨雲が移動したり、風で飴が運ばれてきたりしたときに使われる言葉。
同意語では狐の嫁入りがある。
海神(わだつみ)
海神とは海や海原のことを指し、日本で昔から伝えられてきた海の神様を海神と呼んでいた。
わだが海、みが神霊を表している。
心化粧(こころげしょう)
こころげしょうとは人に好感を与えるために心構えをすることを指す。
すの状態ではなく、良い印象を持ってもらうために気持ちを整えておくことを化粧に例えている。
面映ゆい(おもはゆい)
面映ゆいとは相手と顔を合わせることが照れ臭い、極まりが悪いという意味を表している。「面」が「まばゆい」という意味が語源で褒められて恥ずかしい時や気まずい相手と会うときにも用いられる。
時雨心地(しぐれごこち)
時雨心地とは今にも泣きそうな状態のことを指す。
時雨は、秋の終わりから冬にかけて降る雨というイモの他に涙ぐむ、涙を流すという意味を持っており、泣きそうな気持を雨の様子になぞらえた言葉。
初恋薊(はつこいあざみ)
初恋薊とはキク科の植物、薊の花びらのような紫色を表す言葉。可愛らしい花を咲かせる薊には茎にたくさんのトゲがあり、初恋のように不器用な恋を連想させることから「初恋薊」と呼ばれるようになった。
この中でいくつご存知でしたか?
私はほぼ全てが初めてです。
今回はいつもと違うと思われた方もいらっしゃるかと思いますが、以前にTwitterで雑学シリーズをお褒め頂きましたので、ちょっと雑学ネタにもこだわってみようかと思いいつもと趣向を変えてみました。
たぶん明日は普通に戻ります。
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