頻尿トラブル
寿命の9割は「尿」で決まる! 頻尿の陰に動脈硬化、糖尿病、 脳梗塞、心筋梗塞の可能性
今回は「頻尿による健康トラブル」
今回は、著書「寿命の9割は「尿」で決まる」(著者:堀江重郎、出版:SB新書)から、「頻尿」による様々な健康に関するトラブルと、頻尿を解決する方法についてまとめさせていただきました。
意外に思われるかもしれませんが、夜間頻尿や頻尿には、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病といった命の危険にさらされる可能性がある重度の病気が潜んでいる可能性があるんです。 堀江先生は、泌尿器科医として、これまで沢山の患者さんと向き合ってきた経験から、「頻尿は寿命が縮まるサイン」と警告しています。
頻尿の原因とは?
おしっこは「腎臓」でつくられ、「膀胱」に溜めこまれ、膀胱の容量がいっぱいになると尿意を感じてトイレに行っておしっこを出します。
しかし、膀胱は加齢とともにどんどん劣化していくので、次第におしっこを溜める量が減ってしまうので、尿意を感じる感覚がどんどん短くなり、トイレの回数が増えてしまいます。堀江先生いわく、若いころの膀胱が「柔らかいゴム風船」だとすると、中高年になると膀胱が次第に「硬いゴム風船」のようになってしまうのだとか。
膀胱と血管の怖い関係
この過程を堀江先生は、「膀胱のしなやかさ」が失われると表現されていて、膀胱のしなやかさが失われると次第に血管のしやなかさも失われてしまうので、膀胱への血流が悪化します。膀胱が硬くなると、膀胱の働きが著しく悪化します。そうなると心臓に余計に負担がかかるので、動脈硬化を引き起こすリスクが高まります。また、その状態をさらに悪化させてしまうと、脳梗塞や心筋梗塞を発症させるリスクが一気に高まります。ですので、堀江先生は「頻尿は寿命が縮まるサイン」と警告されているわけです。
頻尿はすでに国民病だった? 実はは40歳以上の男女のうち約4500万人もの方が夜間頻尿なんだそうです。 こうした重篤度の高い病気が隠れているだけに夜間頻尿を放置してはいけないんですね。しかし、おしっこに関する健康トラブルはこれだけではありません。
尿漏れにも注意!
トイレに行きたくなる回数が多いだけでなく、トイレに間に合わず、漏らしてしまう「尿漏れ」です。尿漏れは70歳以上にご高齢の方がなるものだと思っていましたが、こちらも早い人で40歳を過ぎたくらいから、尿漏れの症状を引き起こしてしまうようです。尿漏れを経験してしまうと、「また間に合わなかったらどうしよう」といった不安を常に抱えることとなり、精神面でも良くありません。ちなみに女性の場合、40歳から70歳の方の約3割が、男性は50歳から70歳の約3割が尿漏れの症状があり、その数なんと2000万人を超えています。
下半身を鍛えて頻尿を予防改善!おしっこの問題は改善することができます。今回は尿漏れや頻尿を予防・改善する方法として下半身を効率よく鍛えるエクササイズをご紹介させていただきます。
東洋医学では、下半身が衰えることで起こる状態を「腎虚」といい、腎虚はおしっこなど泌尿器系のトラブルだけでなく生殖機器系のトラブルも含みます。そして、腎虚を改善するには、下半身を鍛える必要があります今回ご紹介させていただくこちらの体操は自律神経専門整体師 前田祐樹先生が考案されたものです。
一分体操のやり方
【1分体操(1)】
①床に足をのばした状態で座ります。
②身体をⅤ字にするイメージで足を上にあげ、5秒間キープします。
③足を床に下ろして、5秒間休んだら、また足をあげて5秒間キープします。
④この動作を10回から20繰り返し行います。 (注)足をあげたときに腹筋が刺激されているか意識する。
【1分体操(2)】
①真っすぐ立ちます。
②片方の足を後方に振り上げます。
③下ろしたら、もう片方の足を同じように後方に振り上げます。
④この動作を両足20ずつ繰り返し行います。(注)足を振りあげたときにお尻の筋肉が刺激されているか意識する (注)足をあげたときにひざが曲がらないように注意する
【1分体操】尿漏れ・頻尿を解消するセルフケア 出典:寿命の9割は「尿」で決まる
頻尿や尿漏れにはいくつかの原因があって、一概にこれだから大丈夫、これだからダメといったことが言えないのですが、今回ご紹介させていただいた体操を行っても改善する兆しが見えない場合は、すぐに泌尿器科を受診されたほうが良いかと思います。
リブさんグッズの販売はこちらです。
0コメント