肺炎予防

肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい! ムセる、せきこむ、かすれ声は 「誤嚥性肺炎」のサインです!私も過去に一度経験して、本当に死ぬかと思うぐらいに熱が下がらず、呼吸は苦しくて大変な思いをしました。 今回のテーマは「肺炎の原因と予防」について

 今回は、著書「肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい」(著者:西山耕一郎(にしやま こういちろう)、出版:飛鳥新書)から、高齢者に多くみられる誤嚥性肺炎の原因から予防・改善法までをまとめさせていただきました。 

肺炎は全死亡原因の第3位で、高齢者に限ってみると第1位です。ですので、日本では肺炎=高齢者が発症しやすい病気として認識されていますが、世界では肺炎は若年層がかかりやすい病気として認識されています。肺炎には誤嚥性肺炎以外にもいくつか種類がありますが、そのほとんどが細菌やウイルスなどによって発症します


誤嚥性肺炎とは?

誤嚥性肺炎は、その名のとおり「誤嚥」が原因で発症する肺炎なんですが、ここでいう誤嚥とは食べ物や唾液などが、気管に入ってしまうことをいい、誤嚥が原因で起こる肺炎を誤嚥性肺炎といいます。誤嚥性肺炎の大半は寝ているときの誤嚥によるものといわれています。寝ている間に病原体を含んだ唾液を誤嚥して誤嚥性肺炎を発症してしまわけです。誤嚥性肺炎がやっかいなのは、寝ている間に微量の唾液や胃液などが気管に入ったために起こるので、本人も誤嚥した自覚がほとんどないので、繰り返し発症してしまう可能性があります。また、虫歯や歯周病を患っている場合、必然的に口の中で細菌が増加しているため誤嚥性肺炎を発症しやすい状態にあるので十分注意が必要です。 


誤嚥性肺炎の症状とは? 

誤嚥性肺炎を発症させてしまうと、初期症状として以下の6つがあげられます。

誤嚥性肺炎の初期症状   ①食べ物が口に残る  ②口から食べ物や飲み物をよくこぼす  ③食事の時間が以前よりも長くなる  ④水分が少ないパサパサした食べ物が飲み込みにくい  ⑤お茶やコーヒーを飲むとむせる 

そして、しばらくすると「発熱」、「咳が出る」、「食欲が落ちる」、「だるい」など、一般的な肺炎の症状とほぼ同じ症状がでます。高齢者の方の場合、日常活動低下、意識障害、失禁といった症状がみられるケースが少なくないので注意が必要です


ノドの衰えをチェックする方法とは? 

誤嚥の原因はのどの機能が衰えてしまったことによるものです。

著者で耳鼻咽喉科医の西山先生は、のどの衰えをチェックする方法として、100ccの水を10秒以内に飲み干す方法を患者さんにすすめています。のどの機能が衰えてしまうと10秒以内に水を飲むことがむずかしく、大半の方は途中でむせてしまうそうです。


のどを鍛える方法

本書では、のどを鍛える方法として二つのエクササイズを解説しています。


あご持ち上げ体操のやり方 

①あご先に両手の親指をあてて、あごと指で押し合いっこします。 (注)のどぼとけが上がればOKです。

②5秒間キープを5回~10回行います。


のどE体操のやり方 

①「イィーと、5秒ほど奥歯をくいしばるように力を入れて喉の筋肉を緊張させます。 (注)喉仏を上にあげることを意識しながら5回~10回行います。  


 肺炎は毎年10万人以上の方が亡くなられていて、今後さらに増える可能性が高いです。上述したとおり、虫歯や歯周病を患ていると肺炎のウイルスや菌の侵入が容易になるので、お口の中を出来るだけ清潔に保つために、こまめに歯を磨くことも肺炎の予防につながるそうです。 私は今年に入ってから、手洗いと歯磨きを行うようにしています。歯を磨く回数が増えたせいか、歯が以前よりも白くなりました。殺菌効果も高いので、歯磨きは感染症対策にもおススメです。

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