血管を鍛える
血管を鍛えるとはどういうことか?
身体であれば運動をしたりと鍛え方は思いつきますが、血管を鍛えるとはどうするのか?
日本人の寿命は年々伸びているわけですが、自分の力で生きる「健康寿命」は平均寿命よりも10年ほど短いです。
つまり死を迎えるまでの10年間は何らかしらの病を抱えたまま生きていかなければならないわけです。
健康寿命を延ばすカギとなるのが「血管を強くする」こと。
血管の老化による問題とは?
昔から「人は血管とともに老いる」といわれています。加齢が進めば進むほど死因として循環器病が占める割合が、がんよりも多くなります。
血管の老化が進むと細胞に酸素や栄養素を運ぶことが難しくなり、その結果として様々な病気の原因になったり、肩こりや腰痛、肌のシミ、抜け毛など体のあらゆるところで問題を引き起こすリスクがあります。
池谷先生は、血管を強くするために、毎日ストレッチやウォーキングなど軽めの運動を行うこととあわせて、食生活を改善することを説いています。
ストレッチで血管が柔らかくなる!
血管は「縦に伸ばすと軟らかくなる」という性質があるため、ストレッチで筋肉と一緒に血管を伸ばすことで、血管が柔らかくなります。
血管が柔らかくなると血流が改善されるので、血管の壁から「プロスタサイクリン」という血液をサラサラにする成分が放出され、次第に心と体が健康になります。
食事で血液をサラサラにする!
血液をサラサラにするための食事として推奨しているのが、サンマやイワシなど青魚を積極的に食べることです。青魚にはEPA、DHAという成分が豊富に含まれていて、これらの成分が血液をサラサラにしてくれます。
また、脳の働きにも良い効果をもたらしてくれるため、認知症の予防や記憶力低下を抑える効果も期待できます。
ストレッチができない場合はどうすればいいの?
1分正座で血管が強くなる!
正座と聞くと体に悪そうなイメージがありますが、とんでもない。とてつもない優れた健康効果があるんです。正座で足を折り曲げた状態になると足の血液が一回止められます。
関節や筋肉に血管が押しつぶされる格好となって、血流が一旦止まります。そして、正座を終えると血管が解放されて血流が一気に流れ始めます。
この再開された血流によって血管の内側がマッサージされる格好となり、血管がやわなかくなって血流が次第に改善されます。
血流が良くなると、肩こりや腰痛、冷え性などの症状も次第に改善されていきます。しかも姿勢まで良くなるので、身体への負担が減るので身体がラクになります。
血管が強くなるメリット
①疲労回復効果がアップ!
②抗酸化効果がアップ!
③老化の予防効果がアップ!
④シミしわの予防効果がアップ!
⑤がんなどの生活習慣病の予防効果がアップ!
⑥抜毛の予防効果がアップ!
⑦貧血の予防効果がアップ!
⑧ストレスの抑制効果がアップ!
⑨免疫力がアップ!
⑩ダイエット効果がアップ!
一分正座のやり方
一分正座のやり方についてですが、やり方は非常に簡単なのですが、ひざなどに問題を抱えているため、正座ができないという方も沢山いらっしゃいます。
そうした方のために池谷先生は一分正座と同じ効果が期待できるストレッチを新たに考案されています。やり方は以下の通りです。
一分正座のやり方
①床にヨガマットなどをしいて、そのうえで背筋をしっかり伸ばしながら正座になります。
②1分たったら手足をブラブラさせながら手足を伸ばすストレッチを行います。
正座ができない人向けのストレッチのやり方
①まず最初に床に体育座りになます。
②両手をクロスして足を胸に押し付けるような格好を1分間キープします。
③終わったら1分たったら手足をブラブラさせながら手足を伸ばすストレッチを行います。
これだけで血管が鍛えられるのなら、1日のどこかのタイミングでやってみるのも良いですね。
たった1分の動きを取り入れるだkで血管が健康になり、結果的に健康になれるのであれば、やらない理由はないですね。
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