さかなクン母VS学校の先生
さかなクンは皆様ご存じだと思います。頭にトラフグの帽子をかぶった彼です。
結構いい歳でかなりテンション高いですが、実は普段は大学で教鞭をとるくらいにお魚の知識はピカイチ。
私が彼を初めて知ったのは小学生の頃、TVチャンピオンという番組でした。
その時に一緒に見ていた父の「この子本当に魚好きなんだなぁ」って言葉が印象的でした。
そのさかなクン、元々魚が好きだったわけではなく、お友達が描いたウルトラマンの怪獣でタコがモチーフのタッコングという怪獣の絵に衝撃を受けてそこから魚にはまったとのことですが、その後は学校の勉強を一切しないで魚に興味を示したそうです。
その時のさかなクンのお母さんと学校の先生のやり取りがとても素敵なのでご紹介いたします。
先述の通り魚のことしか頭にないさかなクンは次第に学校の勉強についていけなくなり、担任の先生から家庭訪問で注意を受けます。
担任:
「彼は絵が上手で描く絵は素晴らしい。でも授業中も魚の絵を描いてばかりで授業に集中してません。もう少し家庭でも勉強のご指導をして頂けませんか?」
母:
「あの子は魚と絵が好きなんです。だからそれで良いんです。」
担任:
「将来困るのはお子さんですよ」
母:
「成績が優秀な子もそうでない子もいて良い。みんな一緒ならロボットになっちゃいます。」
担任:
「では絵の才能を伸ばすために、絵の先生をつけて勉強をさせてあげたらいかがですか?」
母:
「そうすると絵の先生と同じ絵になってしまうでしょ。あの子には自分の好きなように描いてもらいたい。一番大切なのは、好きなことを自由にやらせてあげることです。」
この結果、さかなクンはメディアにも取り上げられて、ちょくちょくテレビのお仕事をしつつ、大学で教鞭をとるまでになったんでしょう。
仮に彼が途中で魚への気持ちがスーッと覚めても夢中になって一つのことに打ち込んだという経験は無駄にはならなかったでしょう。
興味あることならとことんやってみるってのも良いですね。
結果モノにならなくとも経験と知識は残りますから。
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