血液型別病気リスク

血液型別病気リスクとは?血液型で発症しやすい病気があるのでしょうか?血液型によって発症しやすい病気を発症したさいの注意点とは?

血液をきれいにして病気を予防!

 

血液型によってなりやすい病気がある!?

我々日本人は、血液型診断や血液型占いが好きですよね。欧米(特にユーロ圏の人)では信憑性が低いということで、こうした血液型診断なるものを信じている人が少ないです。

しかし、血液型別で発症しやすい病気、発症しにくい病気があるということに関しては、並々ならぬ関心を示していました。

国立遺伝学研究所が発表した論文によりますと、世界最古の血液型はA型なんだそうです。

地域によって各血液型の人口比率にばらつきがあるのは、それぞれの血液型が誕生するまでにタイムラグがあるからかもしれません。

 

日本における死亡原因のトップは、ご存知のとおり「がん」です。

血液をきれいな状態に保つことが大切  

統計によるデータはありませんが、もしかしたらガン患者の間で最も多い血液型はA型なのかもしれません。

ちなみに生涯でがんに罹患する確率は、男性63%、女性47%となっていますので、すでにがんは2人に1人が発症している時代に突入しています。

病気の原因の約9割が血液の状態によるものとされているくらい、健康を維持するためにも血液を良い状態に保つことが大切なんですが、簡単そうで難しいですよね。

 

血液型別!かかりやすい病気の注意点

 

A型に多い病気とは!?

A型ルーツは『農耕民族』

旧石器後~新石器時代の中期、人間が農耕・牧畜という新たな環境により、穀物等の農作物を食べることで耐性が出来、消化出来るようになったと言われています。O型という説もありますが、人類で一番古い血液型と言われています。

その1

がん(胃がん・食道がん・子宮がん・乳がん)

・要因① 胃がんの原因『ピロリ菌』

日本人のピロリ菌は90%以上が『CagA(キャグエー)を作るタイプ』/『東アジア型』であることがわかっています。

このピロリ菌は注射器の様な管をもっていて、胃の表面にCagAを注入し、その細胞が異常繁殖して炎症を起こしやすくなります。

繰り返し炎症を起こすことで細胞ががん化しやすくなり、胃がんのリスクが高まるのです。

・要因② 慢性感染症になりやすい

A型は細胞免疫を低下させる慢性の感染症にかかりやすく、そのことががんを増殖させる要因の1つではないかと考えられています。


その2

心筋梗塞・脳梗塞

・A型は血栓(血の固まり)が出来やすい

血栓が出来る要因の1つとしてストレスが上げられます。A型は他人との調和を図るタイプの人が多く、性格的に事物をストレスフルに受け取りやすい傾向にあり、血栓の原因を作り出しやすいと言われています。

 

その3

エコノミークラス症候群(肺塞栓症)

・どんな病気?

エコノミークラス症候群とは、旅行中(特に飛行機の中)に起こる深部静脈血栓症に伴った『急性肺動脈血栓塞栓症(きゅうせいどうみゃくけっせんそくせんしょう)』のことをいいます。これも血栓が原因の病気です。

・どんな時になりやすい?

飛行時間12時間以上のフライトの際やPC作業で長時間同じ姿勢をとる際はお気をつけ下さい。

・なりにくい病気は?

まだ明らかになっていません。A型は免疫力があまり高くありません。他の血液型に比べて病気リスクが高めなのです。

 

B型に多い病気とは!

B型ルーツは『遊牧民族』

B型が最初に現れたのは紀元前1万~1万5千年前頃の、白人種と蒙古(もうこ)人種の混血種が住むインドやウラル地方で、すぐにユーラシア大陸を支配していた遊牧民の特徴となった。

その1

膵臓がん

・米ハーバード大学の研究結果

ハーバード大学医学部の研究チームが以下のような膵臓がんの発生リスクを、発表しました。一番膵臓がんになりにくいO型に対して…

A型:32%

B型:72%

AB型:51%

ダントツでB型のリスクが高いですね。また、AB型も同じく高いので注意が必要そうですね。

 

その2

マラリア

日本にも棲息しているハマダラ蚊が媒介しますが、『熱帯熱マラリア』での研究結果では、B型が感染後最も悪化しやすく、O型に比べて中枢神経がおかされるリスクが5.95倍、多臓器不全に陥るリスクが4.81倍になるとのことです。

 

その3

肺の病気

・肺炎球菌

B型の性質をもつ細菌

・インフルエンザ(A1型)

インフルエンザの中でもA1型がB型を好むことがわかっています。


・なりにくい病気は?

・コレラ

東南アジアにおいてはマラリアに強いO型とコレラに強いB型が多く、弱かったA型は淘汰されたのではないかと言われています。


O型に多い病気とは!?

O型ルーツは『狩猟民族』

A型という説もありますが、O型は最古の血液型と言われており、原型は紀元前4万年頃のクロマニョン人。

彼らの主食は肉で、それを求めて移動することにより世界中に散らばることになりました。

現在でも一番多い血液型で、免疫力も高く、一番健康的な血液型と言えるかもしれません。

 

その1

消化器潰瘍

・胃潰瘍/十二指腸潰瘍

O型はA型よりも胃潰瘍:15%/十二指腸潰瘍:30%なりやすいという研究結果があります。

・要因① ピロリ菌

このピロリ菌、A型のところでも登場していました。A型で紹介したがん化させるピロリ菌は東アジア型で、O型に多いのは『十二指腸潰瘍などになるタイプの胃炎』を引き起こすピロリ菌である『欧米型』になります。

 

・要因② 胃酸過多な体質

O型は体質的に、胃酸を多く分泌する傾向にあり、これが潰瘍や胃壁の炎症を引き起こす要因の1つと考えられています。


その2

コレラ

免疫力の高いO型ですが、このコレラだけは最大の天敵として意識しておいてください。特に人口の90%がO型であるメキシコなどの中南米にはO型を好む菌類が多数生息しており、旅行に行く際は、予防接種のないコレラに充分ご注意ください。

 

その3

インフルエンザ(A2型)

インフルエンザの中でもA2型がO型を好むことがわかっています。

なりにくい病気は?

・マラリア

アフリカ・中南米の原住民は圧倒的にO型が多く、マラリアに強いO型が残り、その他の血液型は淘汰されたためではないかと言われています。

・膵臓がん

B型のところで書いた研究結果に基づくと、O型以外の血液型と比べて膵臓がんになりにくいということがわかっています。

・血栓が出来にくい

O型以外の血液型と比べて血栓が出来にくいそうです。

・一番長生きする

単純に免疫力の高さからくるものではないかと考えられています。

 

AB型に多い病気とは!?

AB型ルーツは『農耕民族』+『遊牧民族』

最も免疫力の低いAB型は、『農耕民族(A型)』と『遊牧民族(B型)』との混血から生まれた血液型。その割合は全人類の5%以下。

その1

脳梗塞・肺塞栓

A型とB型の特徴を併せ持っているため、それぞれで紹介した病気にかかりやすくなります。


その2

膵臓がん

これはB型の大きな特徴です。

その3

インフルエンザ(A1型)

B型も持ち合わせているため、インフルエンザのA1型に感染しやすいです。

・なりにくい病気は?

世界的にみて非常に少ないAB型。日本には人口の9.4%のAB型の方がいらっしゃいますが、実はこれ、世界でもトップクラスの割合。

ところが日本人の研究者で血液型について研究している方がとても少なく、結局他国のデータもサンプルの少なさから信憑性が低いので何とも言えないのが現状なのです。

 


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