頑張らない生き方
人間ですからやる気があるときもあれば全くない時もあります。
できることなら毎回仕事でもなんでも集中してやりたいですけど、実際は毎回集中していられればいいのですが、ぼーっとしてしまうときがあるかと思います。でもぼーっとしてるとき人間の脳は普段の「約20倍」も働いているそうです。
脳の働きはボッーとしたほうがいい!?
仕事や日常生活で何らかしらの問題が発生したとき、あなたはどのように対応していますか?。解決策をひねり出すために必死になって考えるのではないでしょうか?。
しかし、一生懸命考えても何も思いつかないことの方が多いですよね。実は何もしないで「ボっー」とした方が脳の働きいいことが最新の脳研究で明らかになったんです。
あまりにも非常識な発想ですが、問題を解決しようと思ったら、必死になって考えるよりも「ボっー」としたほうがいいわけです。つまり、必死になって考えるというのは、脳の働きを邪魔していることと同じなんですね。
デフォルトモードネットワーク
これは荒唐無稽な話ではありません。無意識のときに脳は最大限に働くわけです。そう考えると、いかに「禅」の教えが優れているか思い知らされます。一生懸命、頑張ればがんばるほどドツボにはまるといったことが多いのも納得できますよね。
ちなみにボーッとした状態、いわゆる「心ここにあらず」の状態になると、それまでやっていた作業とは関係ないことを考え始めてしまうわけですが、この状態を「デフォルトモードネットワーク」といいます。
ボッーとしているとき脳は20倍働いていた!
この状態に入ると自然と脳がすごい働きをしてくれるわけですが、常識の世界ではこの状態を良しとしませんよね。勉強や仕事でこの状態でいると先生や上司に叱られますよね。
しかし、脳がデフォルトモードネットワークに入ると意識して問題に取り組んでいる時の「20倍」以上も脳の働きそのものが活発化します。ですので、授業や仕事中にボーッとしていたら、叱られるのではなく、むしろ褒められるべきなんですね。
ボッーとしているとき脳はどうなっているの?
ボーッとしている状態に入ると脳内にネットワークが生まれ、これらのネットワークが「自己認識」「記憶」「情報の統合」といった人が思考する上で重要な働きを担います。
この動きを自動車に例えると、エンジンをかけていつでも発進できるように備えた状態です。こうすることで我々人間の脳は、これから起こりうる出来事に備えるわけです。
考えすぎると上手くいかない理由とは?
意外に思われるかもしれませんが、複雑で難しい問題の分析や考察を行なう脳の働きが活発化するのは空想にふけっているときだけなんです。つまり考えるだけ無駄なんですね。
ですからクリエイティビティを高めるには、意識をさまよわせておくことが非常に重要で、これがアイデアを熟成させるための「ふ化期間」になります。
脳の働きを良くするには?
これらのことを踏まえて脳の働きを活発化するには、以下の行動がおすすめです!!
①ウォーキング
②シャワー
③好きなアーティストの曲を聴く
④落書きをする(何も考えずに)
⑤瞑想
脳を疲れさせないことが大切
これらの行動は脳の働きを活発化させると同時にリラックスさせる効果が高いので心と体に優しく、脳を疲れさせないのでおすすめです。逆にネットやスマホを長時間利用するのは脳を疲れさせるだけなので、おすすめできません。
むしろこれらのデジタル端末から離れることによって、実現可能なアイディアが浮かぶことのほうが多いですよね。また目への刺激を抑えラられるので、心と体にいいです。
脳は夜よりも朝が一番冴えている
また、一番脳の働きが良いのは夜よりも朝なのだとか。
確かに超一流のアスリートやビジネスマンの多くが早寝早起きを習慣化し、朝早くから活動されています。これらを踏まえて行動すると、脳の働きが良くなるばかりでなく、うつ病などの精神疾患予防にもなるので、まさに一石二鳥。
有酸素運動を習慣化する
運動(有酸素運動)をすることによって、脳に血液がまわるので、脳細胞の成長を促すBDNFという神経物質が分泌されることによって、記憶力や学習能力がアップします。歩いているときに良いアイデイアが浮かんだ経験が誰にでもあるかと思います。
運動といっても、ハードな運動をする必要はありません。30分程度の軽めのジョギング、早めに歩く負荷をかけたウォーキングを週に3回程度行うだけで、脳の働きは良くなります。寝付きもよくなるので睡眠の質も良くなります。
そうすると自律神経のバランスも整うので、肉体面の健康だけでなく、精神衛生的にも良い効果をもたらしてくれます。
ということで私がぼーっとしている時は脳は普段の20倍ほど働いてますので、無理にこちらの世界に戻さないようにお気を付けいただけましたら幸いです。
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